中学受験しない子でも 出来る子には少し上のレベルの課題を どんどんやらせたい!

寺子屋の算数が好きな小6の子。
この子は学校の成績は問題ないです。
今も、ママとは「宿題やったの?」「まだ?(ブチ切れ)」というやり取りがあるそうですが、小3の子と並んで宿題の量はそこそこ多く、やってきてくれる子です。

昨年から苦手な国語だけを見ていたのですが、どうもモチベーションが上がらない…。
というか、教えていてもただやっているだけで、ノッていない感じがありあり。
そこで、好きだという算数を追加でやることに。
学校の算数は出来るとは聞いていましたが、少しひねられると途端に白紙のまま「わかりません」と持って来るようなレベルでした。
まるで、算数の問題は式を1つ書けば解けるような物ばかりとでも思っているかのよう。

こりゃ、まーーーったく考える訓練が足りないな~と思ったものです。
というか、解いてやろうという欲がまるでないなと。
すぐに正解を求める、ちょっと考えてもわからないとあきらめる…(ま、我が家の長女も同じなのでこれからが大変ですが)。
そして、「学校のが出来ているんだから、何か問題があるの?こんなわけわかんないのやって、意味あるの?」という気持ちも見え隠れ。
ちょっと天狗になっているところがあったので、伸びた鼻をへし折るためにも、「小学校で習ったことを活用すれば解ける問題だよ。この問題はできると思うんだけどな~。」とわざと私はふっかけたりしていました。
言われていた当初は、「何言ってんだか」くらいの反応だったと思います。

ところが!ここが寺子屋のいいところ!
学年の違う生徒と一緒に学習するって思わぬ効果を生むことがあるんですよね。
今年に入って中1生が部活のために寺子屋に通えなくなり、テスト前の1~2回だけ来るようになりました。
すると、小学生時代は基礎はあらかたできていた(またはそこまで引っ張り上げた)生徒たちが、思うように点が取れていないのを目の当たりにするわけです。
今の中1生3名は、寺子屋に来た頃には平均以下の子もいましたが、中1中間テストの数学はみんな10~15点ほど各校平均点の上。
(個人的には、一番点が取りやすい中1の1学期中間で、平均点がこの程度って…大丈夫?と、寺子屋の生徒以外の子が超~心配になりました(^-^; いくら教育熱が高くないエリアといっても…です。)
私は「あれだけ中学で油断するなよ、小学校とはテストの意味合いが変わるよって言ったでしょう。あなたたちなら、先生はあと10点は取れたと思うよ(つまり90点前後)。」ときつく言いました。
手も足も出ないでの間違いなんて、ほとんどなかったからです。
ただただ、準備不足、演習不足でした。
テスト直前のレッスンで、勘違いや理解不足のところを補う状態だったので、自分で解く練習の時間が足りなかったんですよね。

中1の子たちも小学生の頃は、「先生、また満点だったよ!」とよく報告してくれてました。
それを、今6年の子も知っています。
でも、今は「もっと取れたよ」と叱咤されている…。
そして、一番成績のバランスが良かった子が、もう一段階上がれずに苦労しているんですね。
それは、決められたことはやれるけれど、ちょっとひねられると手も足も出なくなる子。
もちろん、これを私は把握していましたが、小6の時点で算数の基礎理解にそれなりの時間が必要になってきた上、スポ少にはまり宿題をやってこなくなっていたので、応用までたどりつけませんでした。

成績がそれなりに良かった子が、中学に入ったら出来る存在になれるとは限らないというのは、外部の全国テスト等を受けたことのない小6にはショックを与えたようでした。
小6の子には、塾用教材と市販の教材と併用していますが、中学受験はしない子向けであっても応用も含むような教材を使用。
脳みそをフル稼働して、問題を解くためにあーでもない、こーでもない…と考えてほしいからです。
線分図の書き方も都度教え、少しずつ手を離し、今では上手に書けるようになりました。
そして、2~3ヶ月前にある特殊算をやった時は、真っ白で「わかりません」だったのに、先週、類題をやらせた時には、線分図を書き、問題に沿って順を追って式を複数立て、あともう一息のところまでできていたんです!
最後、自分の求めた数値が、順を追うごとにどの単位だったか、わからなくなってしまっていただけでした(笑)
そこで私に聞いてしまうところがまだ甘いんですけどね。

でも、クールに装っていた(笑)その生徒が、ここまで自力でやったのは、称賛に値します。
ちなみに、教材の中のチャレンジ問題で、中堅の中学受験レベルの設問です。
学校のテストでは高得点が当たり前のその子にとっては、ほめられることがほとんどありません。
点を落としたら怒られるかもしれません。
それが、「今、やる必要があるか、確信が持てない問題にチャレンジし、以前はできなかった問題をあと一歩のところまで解いた」というのは、とても大きな進歩と思います。
とにかく、「自力でここまで考えぬいてくれたことが先生は嬉しい!これだけ頭を使えるんだから、まだまだ伸びるよ~♪」と褒めました。

410376

中学受験はしないけれど、学校の勉強に全く困っていない子は、学習へのモチベーションを保てていないように思います。
モチベーションを刺激するには、出来そうでできない、学校では絶対に触れることのない問題に当たらせるのが、やっぱりいいと思います。
「考える力」を育てるためです。
「考える力」は、中学受験しようがしまいが、学校の成績がどうであろうが、必要な力ですからね。

その6年の子のママにも、今回の出来事を伝えました。
そして、「どんな問題を解いたのか、パパとママでやってみて」と。
ご両親は、「自分があまり勉強してこなかった分、今になって勉強しておけばよかったと思う。わが子にはそういう思いはしてほしくない」と考えています。
だからこそ、今、自分の子供がどんな勉強を頑張っているのか見てあげてほしいなと。
一緒に分からない問題に取り組むこともよくあるそうで、こういう提案がしやすいご家庭でもあります。
パパもママも、解けなくてもいいんですよ。
それで、「難しい問題やってるんだね。こんなのが解けるようになってるなんてすごいな。」って言ってあげられれば。
学校の成績に甘んじることなく、チャレンジし、しかも成果が出てきていることに価値があるわけで。
一方で、私は生徒に「パパママがわからなかったら、あなたが教えてあげてね。」と言っています。
上手に教えるにはちゃんと理解することが必要ですし、それを伝える力も必要です。
それが出来た時には…パパママからの「おお~!わかった!お前、すごいな~!」っていう、きっと生徒が欲しいほめ言葉が待っていますから。

中学受験しない子の中にも、勉強が出来る子はたくさんいると思います。
その子たちが、学校の成績がいいからと慢心することなく、学びを追求できる…そんな機会が増えるといいのにと思っています。

  

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメント

  1. ぷれこ より:

    はじめまして!いつもブログ拝見させていただいてます。しーままりんさんのモチベーションの高さに、いつも刺激をもらってます(^^)…刺激がなかなか行動に結び付かないのですが( ノД`)…

    うちには、小五息子、小三娘、小二娘、年中娘、0歳児がいまして…。息子だけ塾で算数を習っています。それぞれ、家庭学習したうえで、小1から漢検を受けさせています。で、先日の漢検。兄は合格、妹二人は十点足らず撃沈しました。(受験級はひとつ上の学年級です)ちなみに、小三娘は二度目の不合格、小二娘は初めての不合格。

    下の子が生まれたり、週三回の剣道やその試合があったりで私も腰を据えて向き合えてやれてなかったなあ…と反省。私の気持ちにも波がありました。その一方で、子供たち自身が勉強に意味を見いだせてないなあ、と感じました。どう伝えたらいいんやろう…どう持っていったらいいんやろう…と、私が泥沼にハマりそうな勢いです。

    中学受験予定もないので、子供からしたら宿題やって学校の授業が分かってたらええやん、という感じなんでしょうね。息子は、塾のテストを受けたりする中で、テスト勉強の要領がイメージできてきているようで、娘たちにはそこを教えてやれてなかったな…と思います。不合格の危機感もないようですし(>_<)

    わりと勉強に熱心な地域なので、娘のお友だちもそろそろ塾に…という話が聞こえてきたり、実は通信教育やってるらしい、とか。私自身はバイト経験もないド素人なので、やっぱり無理なのかなあと、軸がブレブレです。しーままりんさんの記事で色々勉強させてもらおうと思います。

    すみません、長々と愚痴になってしまいました。更新、楽しみにしています!

    • >ぷれこさま

      コメントありがとうございます。
      私…モチベーション高いかな(^-^;
      寺子屋をやっているのでそのように伝わるのかもしれませんね。
      でも、我が子に関してはもう迷路に迷い込んで空回りばっかりです~!(苦笑)

      ぷれこさまは5人のお子さんがいらっしゃるのですね!
      しかも、0歳児も!ということは生活リズムが違う子供たちを、ママがカバーしているということ…頭が下がります!
      私なんて2人なのにヒーヒー言っていますし、家庭学習も迷走しているというのに、尊敬です!

      中学受験しない子のモチベーションの持たせ方、私も悩みます。
      我が子たちにも中学受験の予定はないのですが、寺子屋の子たちを見ていると「学校の勉強がやばいレベルになってから来る」んですよ。
      そうじゃなくて、可能性を拓く方法の一つとして勉強をして欲しいのですが、我が家は特別できるわけではないので本人の気持ちが勉強に向きにくいです。
      なんとかここまで来ましたが、これからどんどん難しくなるのにどうしたらいいのか…基礎を落としてはどうにもならないのでそこだけは!という感じでやっていますが…。

      でも、実学年の一つ上の漢検を受けているならいいじゃないですか~。
      不合格だったとのことですが勉強は無駄にはなりませんし。
      不合格をどう受け止めるかといった点では、合格と不合格の自分にとっての意味があまり見いだせてないのかもしれませんね。
      この辺、難しいですよね。
      我が家は漢検を受けたがらないので、その意味付けをどうするか…がまず立ちはだかっております(^-^;

      よく「自分で教えられないから」っておっしゃる方いますが、関係ないですよ。
      教えられるからこそ無駄にぶつかったり、子供の出来に神経質になってしまったりすることもあります(私だけかもしれませんが)。
      私自身、親に勉強を教えてもらったことないですし、出来ない問題があっても親のせいなんて思ったことないですもん。
      自分でどうにかしようって意識が育ちますから、いい面もたくさんありますよ。

      ブログに書いてある通り、私も迷って反省してを繰り返していますが、なんとかいい方向へと思っています。
      一緒に頑張りましょうね(*^▽^*)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください