「そんなのやらなくてもできるし」「学校で習ってないもん」の壁 新小2春期講習にて

たった2日間の長女とお友達の春期講習でしたが、無事終わりました。
初日の様子についてはこちらに記しましたが、子供の吸収力の高さと、また今後の課題を感じた2日目でもありました。

まず、驚いたのは、子供の吸収力。
テープ図のたし算・ひき算の基本形は、自分で書けるようになりました
テープ図に抵抗を感じていた子も、「ああ、そういうことか。」と言いながら。

ただ、テープ図を書くのに、フリーハンドでは難しいだろうと方眼紙を用意したのですが、14-5=9といった式を図で表すのに、マス目を14個分数えて、そこからマス目5個分を引いて…というテープ図を書いていたのを発見。
もちろん、「マス目を測って書かなくていいんだよ。」とは言ってあります。
「図に書いたテープの長さを、問題文の中の値として見なす」という内容の説明を事前にしたのですが、1人だけマス目を全ての問題で数えてテープ図を書いていました。

実際の数値にとらわれていたので、「これだと数字が大きくなったら、図が書けなくなっちゃうよ。〇〇くんが『このテープは25』って決めたら、マス目が25個分なくても、それでいいんだよ~。」と横について一問やると、「あ~♪なるほどね。」と。
その後は問題文に出てきている数字の大小に合わせて、テープの長さを変えることに注意して書かせたのですが、バッチリ分かっていましたね。
(8よりも5の方が長いテープ図にならないように、ということです。)

算数は私の手作り問題(といっても基礎中心、チャレンジ問題は1問のみ)でやったのですが、国語はこちらを活用。

ハイレベ100小学2年読解力の序盤の問題は宿題にしていたので、その直しをしました。
それから、はなまるリトル1ねんせいこくごは接続詞の問題をピックアップして。

正直、はなまるリトルの国語は、娘にはずっと「まだ早い」と思ってさせていませんでした。
学研の宿題以外に何かと思った時は、グレードアップ問題集小学1年国語 読解を選んでいたんですね。
でも、短時間に集中して一気に解くことがまだできない長女に、学習させる余裕がどこにもありませんでした…。
Z会アップグレード問題集は生徒のうち2人が持っていたので、久しぶりに今回、はなまるリトルに目を通したのです。
はなまるリトルは、まとめの問題以外、読解の文章が短いです。
ただ、答えは抜き書きすればOKという問題ばかりでなく、自分で設問に合わせた形で文をしめることが必要な問題もあります。
また、言葉の正しい表記の仕方や文法、言葉の意味などに関する問題に力を入れている印象を受けました。
Z会グレードアップ問題集が、読解と漢字・言葉に分かれているのと比べると、1冊に詰め込んだ感は否めないですが、漢字は別の問題集でと割り切れれば、やはりはなまるリトルもオススメの問題集ですね~。
そして、1年の終わりになって、長女がはなまるリトルの問題に「無理~!」「わかんない~!」とキレずに、普通に取り組めるようになっていることに、今回の講習で気づきました…。いい意味で衝撃でした。
ほとんど学研教室の宿題も私はフォローしていなかったので、読解の力がついたのは学研のおかげとしか言いようがないです…。(すみません、学研大好き発言ばかりで。回し者じゃないですよ(笑)。)
もうしばらくしたら、はなまるリトルの1年生のまとめの問題にチャレンジさせようと思っています。

塾用の国語教材からピックアップした、少し長めの読解、いろんなパターンの設問に、男の子たちは大苦戦。
今回の生徒たちは、いろんな事情で寺子屋に通えない子たちばかりなので、ママたちが家庭で見てあげることを前提に教材を用意したので、生徒たちにはハードルが高かったかもしれません(;´・ω・)

この我が家での新小2春期講習に来ていたのは、学校のテストは全く問題がない子たちばかり。
そのせいか、「こんなの学校でやらないよ。」「習ってないし~。」「図なんて書かなくてもできるし~。」という発言が算数の時間に飛び交いました。
いやいやいや、あなたたちができるのは、教科書レベルだけだから!
普段はあんまり生徒を挑発するようなことは言わないんです、私。
寺子屋には「できない」と言われ続けてきた子や、成績は良くても苦手なところが明確で伸び悩みが懸念される子が来ているので、そこできつく言っても傷つけるだけだからです。

でも~、今回はぶっぱなしてやりました~!!!!
初日に、トップクラス問題集さんすう小学1年―中学入試をめざす 徹底理解編のハイクラス問題をいじった問題を最後にやっているのですが、これは参加した生徒全員が不正解。
だから、「図を書かなくてもできるし~。」って言った子に、「え?でも、最後の問題、出来てなかったよね?それまでの3問は学校でやったような問題、まあ、復習だから出来て当たり前。最後の問題が出来たなら、図は書かなくてもって思っちゃうのもわからなくはないけどさ。図を書くことがヒントになって、最後のああいう難しい問題も解けるようにと、教えているんだよ。出来ないなら、まずは試しに図を書いてみてよ。」と、まあ、まとめると「出来てから大口叩け」ってことですね。

で、その次に出てくる言葉は、「え~、でもそんなの学校で習ってないし。」なんですわ~。
そこで、寺子屋の生徒から譲ってもらった、小2の教科書をおもむろに開き、「テープ図を書けとは言われないかもしれないけれど、2年生の教科書には出てくるんだよね、テープ図(該当ページを見せる)。今、やっておいたら、学校で習う頃には『しーままりん塾でやった!』ってらくちんだろうな~。」と。
そうしたら、男子のトンデモ発想!
生徒:俺の小学校、これじゃないし!
私:いやいや、〇〇区の小学校、ぜーーんぶこの教科書よ(笑)
生徒:(シーーーン…)
生徒ママたち:クスクス(笑)(もっとガンガン言ってやって~的な笑い)

もうなんてもったいないんだろうって思いました。
学校の成績がいいからと、そこで天狗になってしまう子の多さ。授業参観でも感じます。
細かく見てみれば、弱点もあちこちにあるのに、全てわかったかのように勘違いしてしまう…。
学校の成績の「よくできる」だってピンキリなのに。
そこで、難しいこと、新しいことに出会った時に、素直に向き合えれば、基礎に大きな問題がない分、どんどん伸びていきます。
でも、「自分はできるんだから」というプライドが悪い形、壁になってしまっている…。
ちょっと先生をなめているところもあるのかな~と思います。
私と密に交流するのが初めての子も今回はいたので、フレンドリーに2日間進めましたが、親しみやすいからといって教えられることを無視していいわけじゃない

そこで…しーままりんの爆弾投下~!!!!
いや、怒鳴るとか叱るとかじゃないですよ。
「そんなに自信あるなら、これくらいの問題は解けるはずなんだよね~。この前の問題よりもずっと簡単だし。」と、その場で私が作った問題をみんなにやってもらうことに。
前に書いた、みんなが間違えた問題より、かなり簡単な問題です。でも、学校ではやらないような問題。
そして、図を書くと理解がクリアになる問題。
男子たちは算数好きで頭の回転の早い子たちだったので、解けるならその言い分もちょいとは認める発言をしてもいいかと思いました。
ところが!できないんですよね~。ほんのちょっとひねった、見たことのない、でも決して難しすぎるわけではない問題が

答えだけはあっていた子がいました。
でも、なんとなく出てきた数字を足してみた、引いてみた…のレベル。
「どうやってその答えになったのか、式に書いてごらん。」といっても書けないので、丸をあげませんでした。あてずっぽうでは困るから。
なんとなく答えが出た子に式を考えさせたり、とんちんかんな式を書いた子になぜ違うかの指導をしたりしてから、「よく見て聞いてね~!」と解説開始。
図を書いて説明し、それでも理解がぼんやりだったので、その場でコピー用紙を切って、テープにして説明すると、「うわーーー!」「ほんとだ!」と子供たち大騒ぎ。
その上で、図に戻って、もう一度説明。子供たちの顔が「わかった~!」となっているのがうよくわかります。
考え方によって式が変わってくることも、二通りの式を提示して解説しました。
片方はスマートな解き方、片方はちょっと力技(笑)
どちらも正しい答えにたどり着けますが、どっちが楽に解けるかは生徒たちによーーーく伝わったようです。
そして、「みんな、頭の中だけで考えていたら、できなかったね。今、紙を切ってみんなに説明したら、それだけでわかったでしょう?でも、テストなんかで紙をビリビリッとはできないよね。実際に切ったり貼ったりする代わりに、解く手助けをしてくれるのが自分で書く図なんだよ。図ならプリントやテストの白いところに書いたってOKだよね。だから、図を書いて解くという方法をみんなに知ってほしかったんだ。」ともう一度、話したところ、やいのやいの言っていた子たちも分かってくれたみたいでした。

今回、我が家での春期講習に参加してくれた子のママたちには、本人の得意・不得意に合わせて、教材の紹介等をしています。
だから、この子たちには、2年生になったら今までよりちょっぴり難しい問題へのチャレンジが待っています。
そこで、「むずい~!」って言いながら(講習中にもちろん「そんな言葉ないよ。作文には使わないでね。」と指摘)、問題を解く経験をしてくれるはず。
楽天的で馬力のある子たちばかりなので、どれだけ伸びるか楽しみです。

こういう子たちはきっとたくさんいるでしょうね。
学校レベルの問題は難なく解ける子たちが、過信することなく、謙虚に学んで、力の限り伸びていってくれたらいいのに…と、思わず考え込んでしまった一件でした。

  

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コメント

  1. マサト より:

    しーままりんサン
    初めまして、ブログ楽しく拝見しております。小2の娘が大好きな親バカパパのマサトと申します。僕も娘の学びについてブログに記録をしていますが、このブログは僕の描いている理想のブログでビックリしました。それに、寺子屋も実は僕の将来の夢だったりします。もしよかったら、僕のブログでお気に入りブログとして紹介させて頂いてもよいでしょうか。ご検討をお願いします。
    そうそう、今週末は早稲田アカデミーのサマーチャレンジテストですね。今日から特訓するつもりです(笑)

    それでは失礼いたします。

    • >マサトさま
      コメントありがとうございます。
      お返事遅くなりまして、申し訳ありません。

      ここのところ、家庭学習絶不調に陥っていますし、他のブログのお子さんのように優秀な子でもありません。
      ただ、嬉しかったことも悩んでいることも、全て正直に書き綴っています。
      寺子屋も今年度でいったん休止することにしました。
      こんなブログでもよろしければ、ご紹介いただければ嬉しいです。

      我が家の長女に関しては進学塾の公開テストを受けるのをやめました。
      長男が今年長なので、そのうち受けるのかな~といったところです。
      小2の娘さん、頑張ってますね。
      応援しています。

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