私の学力の相対的位置のピークはいつだったのだろう 学び続けるために何が大事なのか

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私は中学受験、高校受験、大学受験を経験しています。
中学受験といっても、今よりは難易度は下がると思います。
我が子を中学受験させた友人からは、「自分たちのころと違って、難しくなっているし、競争もきつい」と聞きますから。
3度、受験というものを経験して、今まで「学力」という点で相対的に見た時にいつがピークだったのか…。

実は私の場合、高校受験の時がピークでしたね。
小4の9月に四谷大塚に通い始め、せっかくチャンスがあるならと中学受験して、某国立大附属中学に入学。
我が家は以前の記事、学んだことは誰にも盗めない財産 両親の教えにも書いた通り、決して恵まれた経済環境ではありませんでした。
でも、「せっかく入れた中学なのに、出遅れては大変だから」と、私が行きたいと探してきた塾に、かなり無理をして通わせてくれたんです。

この塾が、SAPIXを立ち上げた(ちょっとこの辺、あいまいです。SAPIXが出来た後、移籍した先生もいるかも)先生方が当時在籍していた塾で、凄腕の先生に教わっていました。
同じ中学から同じ校舎に何人も通っていましたし、塾のクラスでは生徒が何十人かいる中、女子は8人くらいだったような。
これが、本当に楽しい、切磋琢磨の時間でした。
数学ではお帰り問題といって、出来た人から順に帰っていいというのが出て、授業終了時間から30~40分経つと時間切れになるのですが、何度悔しい思いをしたことか。
クラスは公立中の子がほとんどで、みんなが目標に向かってものすごい集中力で勉強していたように思います。

そういう「高校受験で難関校に行くぞ!」という子たちの集まりの中に身を置いていたので、成績はいい位置をキープ。
高校入学後の面談時に、先生から母が入試時の順位を言われたのですが、一桁だったそうです。
普段からこんなに成績が良かったわけでは全くなく、火事場の馬鹿力が出たみたいです(笑)

なんだ、自慢話かい!と言わず、まあまあ、この先を読んでやってください。
高校に入ると、さすがにすぐに塾というわけには、私の心理面でも家の経済面でもいきませんでした。
中学でも部活をしていたので、高校でも部活に打ち込みたかったのです。
部活もお金がかかりますからね。
中学の3年間、塾にお金をかけてもらったので、部活引退までは塾は無理でした。
しかも、私は珍しい部に入ったため、他の部活よりも余計にお金がかかったと思います。
とてもいい経験が出来たので、ここで「お金がかかり過ぎるからその部はやめて」と言わないでいてくれた親にとても感謝しています。

が!この部活に打ち込んでいる間に、凄い勢いで成績が落ちていきました
勉強してなかったもんな~。
いや~、数学の落ち方はすさまじかったです!
通知表、数学は絶対評価10段階の3!取りましたから!
この成績は、学年で何人もいなかったかと。
中学数学は得意ではなかったとはいえ決して悪くはなかったのですが、高校数学は全く違うものに思えて理解がついていきませんでしたね。
実はZ会の高校講座もとってみたりしましたが、基本三日坊主なので続かず、わからないところが積み上がっていくばかり。
高3はじめの校内実力テストの数学、300人いる学年で下に20人くらいしかいない点数でしたから~(^-^;

私、物理と化学が好きだったんですよ。
好きだから成績も良かった。
数学が良ければ、薬学に進んでみたかったです。
でも…いかんせん数学が(^-^;
担任にも「薬学とか無理ですか?」ってダメもとで聞いたら、「化学が好きなのはわかるけどなぁ。この数学じゃ…(苦笑)」と暗に諦めろと言われました。
ま、当たり前ですね。

現代文、古文、漢文は特別できるわけではなかったけれど、まあまあいい方でした。
英語は耳が悪かったのでヒアリングは苦労しましたが、読解やライティングは結構いけたと思います。
読解に関しては、中学時代の塾で小冊子にある英文をひたすら和訳した記憶がありますね。
あのテキストは何だったんだろう。
社会の暗記が全く頭に入らなくて、時間を取られ、英語は中学時代の貯金で大学受験を乗り切った感じがします。

東大には入れましたが、合格を担任に知らせたら、「お前が入っちゃうなんてずるいよな~」と言われてしまうレベルの力しか私にはありませんでした。
予備校の模試でも、合格可能性は40%とかがたまーに出るくらいだったと思います。
「志望校の再考を要す」っていうのもありましたしね。
私は私大を受けていないので、私大用の勉強が必要なかったのは大きかったと思います。
センター試験で一定の点数を取らないと足切りといって、志望校の入試を受けることができないシステムでしたが、自己採点で足切りラインまであと7点だったんです。
大学入学後に教養学部のクラスで「センター何点だった?」って話題になった時、ダントツで最低点でしたから。
これまた、不思議なもので数学で中学入試のような問題が出て、助けられたんですよね。

ところが!ところがです。晴れて東大に入学したものの、私はどうなっていったか。
自分なりに入試に向け追い上げをかけ、限界ギリギリで突っ走ったからでしょうか。
完全に目標を見失い、燃え尽き症候群になってしまいました…。
サークルにバイトに旅行に…学生生活をエンジョイしていたのですが、そこに学問というのはほとんどありませんでした。

別にそれまで勉強を強制されたわけでもありません。
親に「勉強しなさい」と言われたこともありません。
(1回だけあまりに大学受験前に勉強しなくて、参考書一式捨てられそうになったことはありますが。)
それなのに、どうして私は燃え尽きてしまったのか…。
情けないことに、つい最近になってやっと分かったんですよね。
私は多分、勉強の中身そのものよりも、抜きつ抜かれつの競争や、難問をクリアした時の爽快感を楽しんでいたんだと。
だから、あんなに時間をかけて勉強したはずの内容が頭に残っていないんです。
でも、世間一般からは「東大卒なんだから、これくらいのはできる(わかる・知ってる)んでしょう?」と言われます。
いや~、すっからからんと忘れてますから!
このことに気づいた時に、すごく寂しくなってしまいました。
私がやってきた勉強っていったいなんだったんだろう…と。

では、燃え尽きていない人はどうなのか。
身近に精力的に多方面で活躍している大学時代の友人が複数いますが、学ぶということの定義が広いように感じます。
なんでも吸収したい!っていうバイタリティに溢れているんですよ。
そういう友人たちは、学んでいる内容そのものから驚き、発見、喜び、感動といったものを得ているように感じます
だからこそ、その素晴らしい体験をまた得るために学ぶという循環が起きる。
そして、それはきっと一生涯続くんだろうなと思います。

我が子には私が落ちた落とし穴に落ちないようにしてあげたい。
学んできたはずのことが、時間が経ったら何にも自分の中に残っていない…そんなむなしい思いをさせたくないって思います。
昨日の記事に書いたように、私はやっぱりテストの点数とかが気になります。
全く気にするなというのは、指標なのですから無理な話。
でも、点数や順位に必要以上に目を向けてしまうことのないよう、気を付けなければ。

長女は、まだ学ぶことで楽しい、嬉しいといった感情を呼び起こされたことは少ないと思います。
特に今はパターン学習にハマっているので、余計に勉強をつまらないと感じているかもしれません。
今、この時期に完全に家庭学習に切り替える意味は、まさにここを改善することにあるんじゃないかと考えています。
家庭学習で教科を習得させながら、学びにプラスの感情を伴う体験をさせること、これが今後の課題です。
栄光ゼミナールの無料理科実験もそうですが、「楽しい!」「面白い!」「つまらない!(でもいいと思っています。つまらないと知ることにも意味があると思うので)」といった心を動かせる学びの時間を意識していこうと思います。
それが、長女と長男の長い人生におけるハッピーな時間につながると信じて。
広い意味での学びの楽しさに気づいてくれたら、きっと死ぬまで「学力」なんて狭い意味でなく、「人間力」が伸び続けることでしょう
子供たちがそういう生き方ができますように。
そして、私もまだまだ諦めませんよ~!まだまだ中年ですから!老け込むには早い!
これから、子供と一緒に学び直しです!楽しみます!

  

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コメント

  1. すぷーん より:

    しーままりんさま
    いつも参考にさせて頂いています。
    こちらのブログは共感する記事多数なのですが、
    今回のはあまりにも自分の思いとシンクロしていて思わずコメント書いています。
    新小3の長男の家庭学習を昨夏から進めて来て、私自身の心に「何のために勉強するのか?そもそも学びとは何か?」みたいな問いが湧いてきて、ここ最近、学ぶことや知ることについてぐるぐる考えていたところなのでした。
    知らないことを知ることは楽しい!という経験、子どもには一杯して欲しいし、まずは自分自身がしなくちゃな、と思っています。

    • すぷーんさま

      はじめまして。コメントありがとうございます!

      新小3の息子さんがいらっしゃるとのこと、少しずつ学習内容も難しくなってきますよね。
      家庭学習でついていてあげられるのも、思春期前までかなと思うと、意外と時間がないな~と思います。

      今回の記事は、同じように中学受験して、同じように勉強してきたはずなのに、成長してからの違いはどこからくるのかって考えてのことでした。
      長女に関して、学校で遅れないようにとついつい算数・国語を中心とした学科の勉強になりがちなんですが、そこにちょっと遊びの要素が加わっただけで食いつきが全然違うんです。
      「何のために」といった理屈が先行してしまいがちですが、「ただ楽しいから学ぶ」が理想だな~と最近思います。
      ウルトラマン図鑑でキャラクターを全て覚えてしまうあの感じが、いわゆる「お勉強」分野でも起こせれば…って。

      「これだ!」っていう子育てなんてなかなかなくて、いつも迷ってばかりの軌跡をこのブログに書いているような気がしなくもないです。
      そんなゆるーい感じですが、また遊びに来ていただけたら嬉しいです♪

  2. ママ子。 より:

    こんにちは!

    ご両親の教えから・・・記事をいくつか読ませて頂きました。
    私は、しーままりん様とは違って、散々塾に行かせてもらった挙句の残念な私大出身なのですが・・・(今思うと非常に親不孝ですねえ)
    もともと勉強嫌いだったため、大学時代は「受験から解放されたー!もう勉強のプレッシャー感じなくていいんだー!」って

    本当にアルバイトと飲み会とサークルに明け暮れた日々でした。

    気が付いたら教員採用試験も落っこちて、就職はしましたが、すっからかんの自分がいました。

    子供が生まれ、子育てする身になってようやく、「学ぶ」事に目覚めたんです。ほーんと、今は学生の時よりも勉強しているかもしれない(笑)

    私も、子供には「好きな事」を見つけて欲しいと思っています。勉強のみならず、「学ぶ事が楽しいと思える事」なんでもいいんです。

    「楽しく学ぶ」って、本当にそうなれたらいいですよね!私も、子供の邪魔ばっかりしないように、応援していけたらと思います。

    しーままりん様のリンク、私のブログに貼らせて頂きますね。

    また遊びに来ます。

    ありがとうございます!

    • ママ子。さま

      コメントが遅くなりまして申し訳ありません。
      わたしも大学に入ってからは、バイト、サークル、飲み会の4年間でした。
      バイトは、家庭教師と塾講師を1日に3件かけもちなんてこともしていましたね。
      そこで教える楽しさにのめりこんでいきました…自分の勉強そっちのけで(笑)

      私はいわゆる「お勉強」しか教えられません。
      なので、子供たちと一緒に学び直しをしている感覚があります。
      精神年齢が高い子だったので、我が子のどちらかというと幼い言動に、子供時代を取り返しているかのような感じも。
      子供に私の欠けている部分を埋めてもらっているように思うこともあります。

      何より子供の幸せ、笑顔が一番!
      学びはそのための一部なんだと思っています。

      ブログのリンク、ありがとうございます。
      特に私はリンクをしていないのですが、個別にお邪魔させていただきますね(*^▽^*)
      つらつら書いているだけのブログですが、ぜひまた遊びに来てください♪

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