計算問題で途中の式をチェックされないできた6年生

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先日、寺子屋で衝撃を受けた一件がありました。
今の小6、つまり新中1の子たちには、冬休みから算数で特に定着の悪かった単元を中心に復習、3月からは復習と並行して数学・英語の先取りに入ります。
この前、中1の教材を渡したら、そのボリューム、字の小ささに、小6全員言葉を失ってましたが(笑)

そんな状況で、小6の計算問題の復習をしていた時のことです。
計算問題で取りこぼしをする子は、計算法則(結合法則や分配法則、×・÷を+・-より先に計算する)などの理解があいまいなままということが多いです。
正直なところ、これは想定内なので、全く驚きません。
うちにくる子たちは、まあまあ出来る子でも「こんなの落としたらもったいない!」っていうのがたくさんありますから。

6×(5+9)+30=

というような問題がありました(実際のとは数字だけ変えています)。
そこで、生徒がどんな式を書いていたか…。

6×(5+9)+30=14+30
=6×44
=264

そうです、計算法則めちゃくちゃです。
でも、私が衝撃を受けたのは、「=」の意味、使い方を理解していないということ
問題文の=の後、「6×」がどこかに飛んでいってしまっています。
つまり、本来、「=」の左右は同じ値になるものであるはずなのに、そうでないものを「=」で結んでいるわけです。
そして、その後の行では、またしれっと「6×」が戻ってきているという(笑)

6×(5+9)+30=6×14+30
=84+30
=114

これが正解ですよね。
この生徒には、「=」の意味、計算法則の確認と、正しい計算手順を踏んだ上での式を書くこと、類題をその場で解くことをさせました。

ところが!その後にはさらに大きな衝撃が待っていました…。

「でも先生、学校では全然直されたことないよ。隣の子と交換で丸つけするし、ずっとこう書いてたけど、テストでも答えが合ってたら○だったよ。」

マジっすか!!!!!!
いや、答えが合ってたのはたまたまじゃ…?
私も、学校の先生のやり方を批判するようなことは言いたくない。
けれど、ちょっとこれは生徒へのマイナスの影響が大きすぎる気が…。

寺子屋では、宿題も授業でやる問題も、採点はすべて私がしています。
式ももちろん全部見ていますが、計算が苦手な子は、文章題や図形の求積問題等で式を立てる時、二つの数字のみを使った計算を何行にも渡って書く傾向があるように思います。
計算を工夫するという発想がありません。
ですから、寺子屋では6年生の計算問題はあまり扱ってこなかったのもあり、今回のようなケースの式を目にする機会があまりなかったのだと思います。
昨年夏から見ている子ですが、気づけませんでした。
もっと細かく見ていれば…。

でも、中学に入る前に、問題に気付けて良かったです。
採点時により式や計算過程に注意をする必要があることがわかりました。
計算の工夫についても今まで何度も教えて来ましたが、目の前で解かせないと使う意識そのものが芽生えないことも痛感しました。
もし、このまま知らずに生徒が中学に行っていたら、みんなが得点源とするような問題で、点を落としていたかも…そう思うと冷や汗が出ます。

学校のテスト答案などでも採点に「えっ?これで〇?」ということがたまにあります(これも後日記事にします)。
なので、学校で前の学年で習ったところも含め、「これくらいはわかっているはず」という思いこみを、完全に捨てないといけないと反省しました(捨てていたつもりが、捨てきれていなかったなと…)。
より慎重に、子供が落とし穴にはまらないよう、細部にも目を向けていこうと、気を引き締めた一件でした。

  

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コメント

  1. をづ より:

    小学生時代、私もこの「=」については同じ間違い(というかズボラ)をして、当時の先生に「それはダメです。」と指導されました(^^;

    どういうシチュエーションかというと、計算1があって、その答えを使用して計算2をするような問題の場合だったかと思います。

    例えばですが「昌平君はあめ玉を12個もっていて、それを3つの袋に同じ数になるように分けました。そのうち1つを食べました。あめ玉が一番少なくなっている袋には何個入っているでしょう?」、というような問題があったとします。

    これを、12÷3=4-1=3 とか、書いちゃうんですよね。

    そんな書き方をしていた理由を今でもハッキリ憶えているんですが、「いっぱい字を書くのがめんどくさいから。」 と、「結局、答えは合ってるんだし、これでいんじゃね?」・・・と、、まあ、今思えば、ダメダメですよね(^^;

    しかしこの「『=』の意味」って、ちゃんとハラ落ちしてないとその先で方程式が理解できなくなっちゃうので、実は結構根幹にかかわる重要項目だったんだなぁ・・と、その当時指導していただいた小学校の先生には本当に感謝です。

    で、自分を以って小学生男子を代表するつもりはないのですが、おそらくこの間違い(というかズボラ)をするのは、、、恐らくは圧倒的に男子だと思いますがいかがでしょう?(^^;

  2. をづさま

    まあ、同じ指摘を小学校時代されたのですね!
    本当に中学入学を目前に控えてなので、とても焦りましたよ。
    その子も「答えあってるし、いんじゃね?って思って。」って言ってました(笑)

    そうなんです!
    ここであやふやにしては方程式、移項なんかも出てくるのに、ぐちゃぐちゃになってしまうんですよね。

    そして、勝手に私、をづさまを女性かと思ってコメントを読んだりお返事したりして
    いました。
    文面から男性ってことですよね。今まで失礼がありましたら、お許しください。
    ちなみに…うちの生徒は女子でしたよ~♪

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