目から変な汁がでた(笑) だから先生はやめられない

私、学生時代に4年間、同じ塾でアルバイト講師をしたとはいえ、どうして今でも子供に勉強を教えているんだろう…って自分で振り返ることがあります。

ママ友が子供(私のよく知る子)の学習面でとても悩んでいたこと、長女の心配なところ、できないところばかりに目が行く状況から脱したかったこと、寺子屋が昔からの夢だったこと…いろいろあるんですけれどね。
夕方の忙しい時間に授業をし、午前中のゆっくりできそうな時間帯に採点や教材研究や準備をし、普通に午前中だけ近所でアルバイトした方が、子供たちとの時間をゆっくりすごせるじゃないと思うこともあります。
ぶっちゃけその方がずーーーっと収入、安定するというのはあります!
一時期は生徒に合う教材がなかなか見つからなくて購入費がかさんで大赤字でしたし、ちょっと前まで、周辺業務にかかる時間を入れて時給換算したら300円を切っててウケました(笑)
今は見直しをしたのでそこまでのことはないですけれどね。
パパにも「夢なのはわかるし寺子屋は全然いいんだけど、家計からの持ち出しと子供たちへの負担増は勘弁な」と言われてしまったことも(ま、そりゃそうだ)。

うちの寺子屋は、学校の成績はいい子もいますが、どちらかというと補習塾の色合いが強いように思います。
あまり教育熱心ではないエリアとはいえ、駅前には中堅進学塾や個別指導塾がいろいろありますので、塾に抵抗のない子は最初からそちらに行くからでしょうね。
というか、完全口コミのみで受け入れているので、存在自体埋もれてるかも(笑)
学校の成績がいい子にしても、弱点補強のために来ています。
小2でママから見て、テストでの間違い方が「本当はわかっていない?」と気になり、「ちょっと見てください」と言われて見てみたら意外と根が深かったとか、中には小1からつまずいてしまい、適切なフォローが受けられず、クラスの中での扱いにとても傷ついてしまったような子もいます。
本当にバラエティ豊か♪


ある生徒の話を少しさせてくださいね。

とにかく国語が大嫌いで、話し方も幼く、音読をさせるのも一苦労。
「だれ」「どこ」「いつ」といった言葉を文中から拾ってくることも、読むこと自体が苦痛なのでなかなかうまくいかない。
普段の会話も、突拍子もないところへ飛んでしまう。
算数は計算はなんとかいけるか?と思ったものの、文章題ははなからシャットアウト。
そんな状態だった子がいます。

マンツーマンで2年生から教え始めて1年半くらいになるでしょうか。
最初は算数も国語も1学年さかのぼりました。

定番のここからのスタート。
答えをなぞったりすることで抵抗なく始められるようにと選びました。
それでも、問題文を自分で読ませようとしても、完全に抵抗して無駄に時間が過ぎるので、「。」まで来たら交代という読み方をして、問題を解いていったものです。
勉強大嫌い、どうせ自分はわからないと思いこんでいる(周りからもそう見られている)ので、とにかく楽しい雰囲気を心掛けたものです。
一問正解したら「イェーイ!」とハイタッチしたり。
そして、2年生の文しょうの読解 (くもんの小学ドリル 国語 文章の読解 2)へ。
軌道に乗ったかと思うと、読解を完全拒否、そっぽを向いて15分くらいはこちらの言うことを無視…なんてこともありましたね。

大きく伸びたのは、教え始めて8か月くらいの頃、くもんの2年生用を終えて、その後に国語の基礎に構えることなく触れることが出来る、以下の教材に取り組んでからです。

これに取り組んだ後、口頭でのやりとりが、まだ拙い部分はあるものの、質問と答えがちゃんと対応するものになっていきました。
ちょうど脳の論理的思考力が成長する時期とうまく重なったのもあるかもしれません。

その上で、読解に取り組ませようとしたのですが、ちょっとまた波がありしばらくスランプに。
なんとか国語に気持ちを向かせられるようになったのを見計らって、取り組んだのがこちら。

3年生になってから始めたので、1学年下というのはあるにしても、国語のドリルを宿題に出して、ちゃんと決めた場所までやってくることが増えました。
今も読解につまずくと、出口汪の日本語論理トレーニングの2年生の基礎編と習熟編を繰り返し取り組ませ、言葉と言葉のつながりの仕組みを定着させるようにしています。
そんなこんなでいろいろあった子なのです。

その子のママから先日、「社会で初めて100点取りました!」と、満点答案を持ったその子が写った写メが送られてきました。
今まで、正直点数を取らせる学習をこの子にさせたことはないです。そんな状態にはありませんでした。
継続して学ぶこと、落ち着いて問題を読むこと、何を聞かれているのか考えること。
3歩進んで2歩下がる、いや3歩進んで4歩下がることも、しょっちゅう。
それが、教えていない教科とはいえ、頑張ってきたことが目に見える形になったのは本当によかったです。
3年生のその子が嬉しそうにしっかり答案を持って写っていました。

その子はよほどうれしかったようで、帰宅するなり報告してきたそうです。
写メを受けて、私も「おめでとう!やったね!」と返信したのですが、その後のママからのメールにこんなことが書いてありました。

「『社会(での満点)だったけど、国語を寺子屋でやっているから、書かれていることがわかったんだ!』って喜んでいるよ。」と。
ここで、私の目から変な汁が出ました!感動で。
(※補足 すみません、ややこしいですね。ご指摘いただいたとおり、「目から汗が」です♪でも、照れ隠しで変な言葉にしたのです。実際のメールには「↑照れ隠し」とつけています。なので、タイトルに「(笑)」をつけてみたんですが…わかりにくーーーい!本当に失礼しましたm(__)m。。。)
そう返事をしたら、ママも「しーままりんからのメールを見て、私も目から変な汁が出た(笑)」と。
頻繁に打ち合わせやメールでやり取りをし、本当にママとは二人三脚で来たので、ほぼ私も親戚のおばちゃんのような気分(笑)
心理的に近すぎるのはいけないなと気を付けるようにしていますが、嬉しい時くらいはいいですよね。

この子がこれで安心というわけでないのは分かっています。
でも、なかなか勉強を通して喜びを味わうことのできなかった子の「やったー!」という笑顔には、本当に心を揺さぶられました
私が、誰もかれもを素晴らしく伸ばすことが出来る、そんなカリスマ講師ならどんなにいいかと思います。
講師として、まだまだ力不足の私です。
それなのに、しーままりんとなら勉強できる、してよかったと思ってくれる、そして成果を笑顔で報告してくれる…本当に幸せです。
この成長過程を見られるのは、家族以外では先生・講師の特権かもしれません。
この瞬間がやっぱり素晴らしいものだから、教える仕事をしていきたいんだろうなとあらためて気づかせてくれる出来事でした。

でも、私の目標は、寺子屋を離れて、他のどこでも学んでいける子にすることです。
しーままりんと一緒でなくちゃ勉強しない、では将来的に困るのは生徒。
生徒の状態を見つつ、少しずつ少しずつ、学力的にも心理的にも成長させ、手を離せるようにこちらも力を尽くしていきたいと思いました。

は~、これ書いてても、やっぱり目から変な汁がでたわ~(笑)
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コメント

  1. しーままりんさん、はじめまして。YUMNOGといいます。
    小3娘・小1娘・年少息子の母です。次女(早生れ)と息子の学年が一緒だったので、いつも親近感を持って読ませていただいていました。
    読んでいて私まで目から変な汁が出ちゃいそうに・・・
    家庭学習で(私が)つまづくこともありますが、頑張ろうという思いになりました。
    これからもブログ楽しみにしています(*^^*)

    • YUMNOGさま

      お返事遅くなり、申し訳ありませんでした。コメントありがとうございます!
      3人兄弟でしかも年齢が3人とも近いとは、YUMNOGさん、毎日奮闘されていますね!
      普通の生活でもバタバタでしょうに(違いますか?)、家庭学習を進めてらっしゃる…尊敬します。
      我が家はこの4月から家庭学習オンリーになります。
      正直なところ、ちょっと心細いのですが、一緒に頑張りたいです!
      また、よかったらブログに遊びに来てくださいね。

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