家庭学習で教科書レベルを確実にするために 【低学年】

寺子屋ですが、実に様々な子が来ています。
通信簿では問題がなくても、年齢と比して語彙力や表現力が乏しい子。
算数が好きで、算数だけは高めのレベルの問題に取り組み、脳みそに汗をかいている子。
コツコツ勉強するけれど、頭が固くてひねりのある問題に弱い子。
漢字がどうやっても覚えられない子。
算数のパターン学習にハマっていて、文章題で出てきた数字をパズルのように組み合わせて式を立てる子。
どの単元も理解があいまいで穴が多く、2学年前の計算からやり直しの子。
国語で「だれ」はともかく、「どこで」「いつ」を的確にとらえられない子。
(1人の子の特徴を分けて書いたりしていますので、生徒そのものを表す言葉ではないです。)

教科書レベルの問題でも理解に抜け落ちがある子、低学年で既に結構います。
国語にしても算数にしても、その場がクリアできればいいという考えの子に見られる気がします。
そんな子たちに勧めているのが、2年生のシリーズをピックアップしましたがこちら。
寺子屋で2年、3年のシリーズは使用経験ありです。

または3年生のものですがこちら。

どちらも解くための解説が載っていて、類題・演習といった感じに進んでいきます。
教科書ぴったりテストの方が、解説が多いですね。
フルカラーですし紙質もしっかりしていますし、計算ドリルもついています。
ただ、毎日コツコツやるとなると、ページ数が足りないので、別の問題集やドリルを活用せざるを得ないと思います。
ぴったりテストを、寺子屋で使っているのは、一度にまとまった量をこなすことが苦手で、気分によって取り組む量が変わってきてしまうような子です。
そういう子だと全部を解かせるのも難しいです。やり残したページでも出てきてしまいます(^-^;
そうなると学校レベルのものさえも取りこぼしを起こしやすいのですが、寺子屋の子は関門になると思っていた分数もなんとかクリアしてくれました。

先に挙げた「正しい解き方シリーズ」は解説というよりは、ヒントに近いでしょうか。
ほぼ答えまで導いてくれるようなヒントつきの問題があり、その後問題だけになっていきます。
3分冊になっているので、分野によっては計算と文章題を同時に進める必要があるなど、内容チェックをしながら取り組ませる必要がありますが、1回の分量が分かりやすく、宿題や朝学習に使いやすいのがメリット。
今、2年生の子がやっていますし、2学年さかのぼりの4年生にも取り組ませていますが、この薄さ、1ページの問題量に無理がなく、今まで家庭学習に取り組んだことがない子も抵抗なく入っていけます。
2年生の子は「この問題集、好きなんだ~♪」って言っていますね。
寺子屋に去年の夏から来ているのですが、それまでは家庭学習は一切していなかった子です。
女子なのですが、表紙がピンクなのもいいのかしら?(笑)

ですが、どの問題集を使ったとしても、パターン学習の罠は襲ってくるわけで。
兆候が見られたら、「どうやって解いたの?」「(式を見ながら)この数字は何を指しているの?」「(棒人間などを書きながら)『みんなで』ってどういうことだろうね」といった問いかけを本人が書いた式と答えに対してやっていきます
答えがあっていようが、間違っていようが、同じように聞きます。
間違った時にだけ聞くと、「たし算じゃないならひき算かな?」「たし算に使う数字を間違えたかな?」と小手先だけで正答を導こうとするので、「どうやってその答えにたどりついたのか」に注目するわけです。

ががが!たいていパターン学習にハマってしまう子は、この説明がうまくできません。
説明するも何も、「たし算」のプリントで「3」と「5」が出てきたから足しただけ…だったりするわけです(笑)
笑い事ではなく本当の話で、「たし算」などと単元が書いていないプリントだと途端にとんちんかんな答えを書き、基本問題でも正答率が下がる子がいるのです。

そして、そういう子の場合、国語の読解もパズル化しているケースがあり、言葉と言葉のつながりをきちんと分かっていないことも多いように思われます。
説明をさせてみても、単語でぽつぽつと話す。
私は、それを正しい言葉で言い直し、「こういうこと?」と確認するようにしています。
算数の指導をしながら、国語の文の構築の指導まで入れ込んでしまうわけです。ついでに、ですね。
日本語を使うのは習慣の一部でもあるので、単語で話す習慣がついている子は、周囲で意図的に文として補足してあげないと、「正しい話し方」を知らないままになってしまいます
なので、何を教えていようが、言葉の乱れはその場で修正していきます。

本当に「どうしてこの式なの?」と言った質問を繰り返すのですが、それでも間違う場合、数字という記号と、実際の量のイメージが合致していないケースもあります。
それと、言葉が指す、動作や作業のイメージがあっていないケース。
この場合、あまり大きな数ではない限り、実際の物や量を見せ、作業をしながら、数字、式と合致させるというのを目の前で見せたり、本人にやらせたりしています。(米粒、大豆、おはじきなどなど。絵を描いてもいいですね。生徒に「しーままりん先生、絵、下手だね…」と言われていますがめげません!)
数字と実際の量の感覚を知らないと、答えの見直しをしても間違いに気づけない確率が高いままなのではと感じます。

17-5=22 の間違いにさっと見直したくらいでは気づけない。

うそーーーっ!と思うかもしれませんが、2年生で見直しに時間をあげても、10問くらいある計算の中からこういった間違いに気づけない子もいるんです。
17から何かを引いた時、17より大きくなることはない(この時点では中学で習う正負の数は頭に入れていません)、だから答えが22なのは変!ということにたどり着けない。
普通にやっていて気づけないのなら、まず手を動かして触覚、視覚に訴えて、実感してもらうことから始めようというのが私のやり方です。

ちなみに、私は教員免許は持っていません。
学生時代4年間、バイトで塾講師として指導した生徒(小1から浪人生、レベルも学校の成績が相対評価5段階で2の子から中学受験、国私立進学校在籍の子までバラバラの子を少人数指導)、専業主婦になってから昔家庭教師をした先からの紹介・依頼で引き受けた生徒、そして寺子屋で見ている生徒と、バラエティに富んでいますが指導人数としては何百人もの経験を積んだわけではありません。
また、この通りやればOK!みたいな、絶対的なノウハウを持っているわけではないです。
私はまだまだ力不足で日々勉強ですね 。
それでも、しーままりんに教えてもらいたい…と頼ってくれる親子がいるので、こちらも必死で学んでいます。
教える側が学んでいないで、よりよく教えられるとは思いませんしね。(そういう領域に達している先生はカリスマ講師って呼ばれてるかな。)
ただ、上で述べたことはずっと変わらずやってきているな~と思ったので、書いてみました。
我が子の勉強を見る時も全く変わりませんので、何か参考になれば幸いです。

  

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